安平麩の歴史HISTORY
お麩・安平麩(あんぺいふ)の歴史
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江戸~明治時代にかけ 北海道から日本海を通り大阪まで米や昆布などを運んだ北前船(きたまえぶね)が活躍しました。
山口県では下関に来船し この時期に麩が伝来したと言われています。
竹内食品では明治30年から「安平麩(あんぺいふ)」を造りはじめ 現在で4代目となる伝統の品です。
この丸くてふっくらしてた形は日本で最初に作られた「焼き麩」の形で山口(山口市・宇部市・阿知須町・小郡)では
仏事のお供え物や精進料理として「安平麩」が食べられてきました。
110年以上続く伝統の火を絶やさないよう 私たちは今日も安平麩を造りつづけています。
焼き麩と千利休
天平時代(729~749年)中国のお坊さんから「麺筋(めんきん)」という名の
※グルテンが伝えられたと言われています。これがお麩です。
※小麦粉に水と塩を加え デンプン質を洗い流した後に残った
チューインガムのような硬さをもつ小麦タンパク質のこと
お麩は 当時は仏教祭事の精進料理で使われる程度でしたが
安土桃山時代に千利休が茶菓子に焼いたお麩を出したことから
安平麩の元祖となる「焼き麩」が生まれたました。
江戸時代中期頃には お麩にもち米などを練り合わせた「生麩」が生まれ
庶民の間でもよく使われる食材となっていきました。
安平麩が誕生するきっかけをつくってくれた 利休さんに感謝です。
麩の栄養素
現在 全国で100種類もの麩が食材としていろいろな用途で使用されていますが、料理法としては お吸い物又はお味噌汁の具として使われることが多いと思います。その事から「お麩」はちょっとした料理の食材としてしか認識していない、もしくは「お麩」をよく知らないという方もいると思います。
しかし、「お麩」には多くの栄養価が含まれているのです。
植物性たんぱく質の宝庫なんです♪
「お麩」は 人間の身体に必要不可欠な『たんぱく質』を100グラムあたり28.5グラムも含んでいます。
これは白米の10倍もの量です。しかも、植物性なので添加物など一切ない自然派の食材なのです。
お肉を食べることのできない禅僧が たんぱく質をとるのに重宝したうえ
低カロリーで離乳食にも使われる消化のよさも自慢となっています!
さらに、お麩には『グルタミン酸』が多く含まれています。
潰瘍を治す・健脳・知能アップ・筋肉づくりにも効果絶大です♪ 是非、ご賞味ください。